生命保険は日本人の約8割が加入しているといわれるほど、非常に身近な金融商品の一つです。 

様々な経緯や理由で保険に加入をされていると思いますが、その中で「親が保険に加入しておいてくれた」という方も多いのではないでしょうか。

「親が入っておいてくれた保険なので大丈夫」と感じ、保険内容を正しく理解しないまま、支払いを続けている方も少なくないようです。

今回は、若いうちにご両親が保険加入してくれたものの保障内容がよく分からず、このまま継続していくことに不安に感じ、ご自身に合った保険であるかどうかの再確認も含め、見直しのご相談を頂いたIさまの相談実例を紹介します。 

1、現在加入している保険内容

Iさまはご自身が加入している保険の内容をご両親に任せたままだったので、保障の内容を把握するとともに見直しもしたいというご依頼でした。 

Iさまが加入している保険については、テレビのCMでよく耳にする会社という認識だけはされており、それ以上のことは分からないとのことでした。 

ご両親が保険をかけてくれているということは非常にいいことでしたが、今後Iさまご自身が支払っていくことになり、納得した保険の内容に支払っていきたいということで、保険を見直すきっかけになりました。 

現在ご加入中の証券を見せていただき、Iさまが現在加入しているのは下記の総合保障保険でした。  

  • 総合保障保険(更新型):約7,000/ 

2、お客様の属性

Iさまは会社員の方で、ホテル業に従事されている方になります。 

  • 年齢:30
  • ご年収:500万円
  • 保険に加入する目的:自分自身に万が一の事が起こった場合に自分の大切な家族に迷惑をかけたくない 

3、お客様の相談内容

今回はお客様が保険内容を把握していなかったため、今後ご自身が支払いをしていくタイミングで、保険についてどのように考えていくかというご相談でした。 

人生におけるリスクをご理解いただいた上で、資産形成における保険の位置づけについてお話した上で提案させていただきました。 

4、提案内容

まず、現在加入中の総合保障保険の内容を確認いたしました。

現在加入中の保険は10年ごとの更新型で更新のたびに保険料が上がっていくものでした。満期が80歳で保障も同時に終わる商品です。 

ご両親から積み立ての保険と聞いていたようですが、実際積み立っていたのは保険料の10%以下で残りの90%以上は掛け捨てという、Iさまの意に沿っていない商品でした。

そこでIさまにより詳しくヒアリングをさせていただき、今の毎月の出費に対して月の余剰額は12万円があると分かりました。その余剰額を使ってしっかりとした土台(保険)を持ち、そのうえで将来の資産を作りたいとのことでしたので、下記のような提案をさせていただきました。  

  • (1)終身保険(積み立て):約10,000/
  • (2)医療保険(掛け捨て):約2,000/
  • (3)収入保障保険(掛け捨て):約4,300/
  • (4)積み立て投資(積み立て):60,000/

(1)終身保険(積み立て):約10,000/

終身保険に関しては死亡・高度障害だけではなく、三大疾病や介護・障害状態にも対応できる保障範囲の広いものを準備させていただきました。 

こちらの商品はドル建てを選択させていただくことにより、「円」資産だけではなく「ドル」を資産の一部に組み入れることにより将来の円安リスクに対応できる形にしました。

(2)医療保険(掛け捨て):約2,000/

医療の発展や高齢化が進んでいることにより入院期間が短期化の傾向にあることを踏まえ、日額給付金を抑えて、一時金を上げる設計にさせていただきました。

また、医療保険は積み立てではなく掛け捨てを選択することにより、月々のキャッシュフローを意識し、余った分を貯蓄性の強い金融商品に回すようにしました。 

(3)収入保障保険(掛け捨て):約4,300/円

万が一、働けない状況になったときが一番悲惨な状況になってしまうという意識があり、残された家族に迷惑をかけたくないということで提案しました。 

なお、介護や障害の状態になってしまったときに、毎月10万円が受け取れる商品にしました。

(4)積み立て投資(積み立て):60,000/

こちらの金融商品は世界平均5%を狙っていく商品です。

何が起こるかわからない人生において途中に減額や一時停止・一部引き出しができるものとなっており、老後の資金だけでなくお子様の教育資金などにも使えるようになっております。  

担当者からの一言 

いかがでしたでしょうか。 

今回はご両親が入っていてくれた保険を正しく理解し、ご自身のニーズをヒアリングした上で将来貯まるお金を大きくしていくという提案をさせていただきました。 

「ご両親が保険に入ってくれているから大丈夫」という認識からまずは正しく保険内容を理解するところから始めてみてはいかがでしょうか。