3組に1組が離婚すると言われている離婚大国となった日本。その中で離婚して子供の親権を持つシングルマザーの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

結婚生活中に一家の大黒柱である父親が保険に加入されているケースがほとんどだと思いますが、シングルマザーとなった場合は、保険についてどのように加入したらいいのかと悩まれている方も少なくないでしょう

そこで今回は、実際にご相談頂いたシングルマザーであるA様の相談実例を基に、シングルマザーとして子供を育てる時に、想定すべきリスクとは何か?最低限としてはどのような保障が必要なのか?保険料の考え方などについてご紹介しますので、シングルマザーで保険の加入方法に迷われている方はぜひ参考にしてみてください。

1、シングルマザーだからこそ想定すべきリスクとは?

保険の場合は、一家の大黒柱である父親の名義で保険に加入されているケースは、離婚してシングルマザーとなると、保険は基本的に保障内容を見直しされることが多く、今までの保障が無くなってしまう事もあります。

その場合は、ご自身の名義で新規保険に加入する必要がありますが、保険の選び方がわからず悩まれている方も多いでしょう。

また、ご結婚前に独身時代から加入していた保険がある方や、結婚してからご自身の名義で加入していた方は、その保険を上手に活かすこともできるかもしれません。

では、実際にはどのような事を確認し、どのようなリスクを想定する必要があるのでしょうか。

  • (1)社会保険/国民健康保険
  • (2)万が一の死亡・介護・障害
  • (3)病気やケガによる入院
  • (4)子どもの教育資金

では、それぞれについて見てみましょう。

(1)社会保険/国民健康保険

今働いている体制によって加入できる保険の種類が異なります。

  • ①正社員で働いている場合(社会保険)
  • ②パート、アルバイトで働いている場合(国民健康保険)

保険種類が異なるためそれぞれの保障内容の違いを把握する必要があります。

まずはご自身がすでに持っている保障、国の制度を理解して、足りない保障をピックアップしましょう。

(2)万が一の死亡・介護・障害

シングルマザーとなった後はご自身が大黒柱として収入を得て生活をしていかなければいけません。万が一に死亡した場合には葬儀代がかかる事はもちろん、得るはずであったお子様の為の収入、今後の生活費が無くなってしまいます。

また、障害状態や介護状態となった時には、子どもの教育どころでは無くなってしまいます。可能性が少ないとは言え、このような万が一の状況を無視できません。

(3)ケガ、病気による入院

国には医療費助成制度があるので、実際の医療費はほとんどかからないかもしれません。しかし、その際の収入はどうなってしまうでしょうか。

正社員として社会保険に加入している方は、有休を使用したり、状況によっては傷病手当金を受け取れるケースがありますが、それにしても収入の減少は避けられないでしょう。また、パートやアルバイト、自営業で生計を立てている方は収入が無くなってしまいます。

いずれにしても、少なくなった収入の補填が必要となるのではないでしょうか。起きてしまった事に対しての費用がさほどかからないとは言っても、家賃や分割での支払いなどの固定費は止まってくれません。

また、保険適用外になる入院費用も少なくありません。そうなると、支出としても大きくなってくる可能性があります。手術がある場合や、退院後に通院が長引くケースも想定しなければいけません。検査、入院、手術、通院など、費用としても、心身としても大きな負担なる可能性があり、今まで通りに働くことも難しくなるでしょう。

保険に加入していれば、支出や収入の心配が軽減でき、安心して治療に専念することができるのではないでしょうか。

(4)子どもの教育資金

最も負担が少ないのはすべて公立の学校に進学するケースです。授業料はほとんどかからない事が多いですが、給食費や教材費や課外活動の費用は自己負担になるケースがあります。

国公立の大学ではまとまった入学費用と授業料がかかります。幼稚園から大学までの費用を合計すると1,000かかるといわれています。逆にすべて私立となると2,000万円以上の費用が必要となります。どの時期から私立に通うかも大きく関わってくるでしょう。

また、受験をする際の入試にも費用がかかりますし、上記の金額はあくまで学費のみですので、一人暮らしをするのであれば住居費などの生活費用を上乗せすることも想定しなければいけません。

突発的に起こる出来事に対応できるよう、手元の現金も必要です。

しかし、いずれ必要となりえる費用のために、保険などを使って効率よくお金にも働いてもらうことを考える必要もあります。

2、収入が少ない!保険料の考え方

結婚前、結婚後、離婚後と収入が変わらない方もいらっしゃいますが、一般的には離婚後には結婚前よりも収入の下がる方がほとんどです。

その場合は、あれもこれも保障を入れると保険料は高くなります。もちろん、すべての保障を持つことがベストです。しかしそうもいかない場合には、どの保障を選択するかの判断をする必要があります。

収入を考え、手元の現金も確保しながら、支払える保険料はいくらなのか、また、養育費を受け取れる場合は、どうやって子どもの教育費に当てるのかどうかを明確に決める必要があります。

3、A様が保険に加入した相談実例

最後にシングルマザーであるA様の保険に加入した相談実例をご紹介します。

A様は私が以前書いた「独身女性で貯金したい方必見!年間60万の資産形成ができた相談実例

」をご覧いただいてお問い合わせいただいて、ご連絡を頂きました。

保険商品の選び方、保険料の決め方などについてぜひ参考にしてみてください。

(1)ご面談結果

A様のご要望に踏まえて、それぞれの特徴がある保険会社の商品を複数社説明し、その中で一番ご自身の意向にあった商品をご選択いただきました。

  • ドル建て終身保険(教育資金として積立):約180,000円/年
  • 変額個人年金(老後資金として積立):約7,000円/月
  • 収入保障保険(死亡・介護・障害):約2,300円/月
  • 医療保険(入院・手術・がんなどの三大疾病):約4,500円/月
  • 合計:345,600円/年

(2)A様の属性

A様は幼稚園教諭をされていて、職場に復帰されたばかりです。

  • ご年齢:30代前半
  • お子様:1歳
  • 年収:300万円
  • 預貯金:100万円
  • 養育費年間:50万円

(3)A様の相談内容

お子様が1歳を迎えたばかりでシングルマザーとなったA様は、

  • 加入していた保険は離婚のタイミングで解約
  • ご実家は九州で親御様も高齢で頼れない

の状況に置かれて、もし自分に何かあったときに子どもが大変な目にあってしまうかもしれないので、

  • 保険に加入しておきたい
  • 月々の生活は決して楽ではないので保険料はなるべく抑えたい
  • 自分自身の老後の生活も不安

などの要望で保険を検討してました。

(4)ご提案プラン

まずはA様が心配してました子どもの教育資金とご自身の老後資金の対策を立てました。

①お子様の教育資金について

お子様の教育資金は

  • ドル建て終身保険(積立):約180,000/

年間約18万円を10年間積み立てるプランにし、中学校以降の習い事や進学費用を考えての積立となりました。

終身保険で積み立てる事によって、ご自身に万が一が起きた時の死亡保障を持ちながら、お子様の教育資金を効率良く貯める事のできる商品です。

円建、ドル建を両方ご覧いただいた結果、最初はドル建に対して疑問も多かったA様ですが、「ドル建て良いですね!」とドル建を選択されました。

②ご自身の老後資金について

ご自身の老後資金としては、

  • 変額個人年金(積立):約7,000円/月

月々約7,000円を最長で70歳まで積み立て可能なプランにしました。

「子育てが終わった後にはすぐ自分自身の老後が来る。終わってから準備したのでは間に合わないと思うので、少しずつでも準備したい」との意向でした。

こちらの商品は世界の株式に投資して運用成果を目指す商品です。「ドルより分かりません!()」と、苦笑いのA様でしたが、「よくネットで見るけどスルーしていた事が良く分かりました。進めた方が良いですね。」とご選択されました。

①と②合計の年間積立の額は約26万円です。

この金額は年間の受け取る養育費50万円の約半分の計算で、A様ご本人の意向を尊重した安心して無理なく積み立てられる金額設定となりました。

③死亡・介護・障害の保障について

死亡・介護・障害の保障については、

  • 収入保障保険 :約2,300/

保険期間・保険料払込期間60歳、保険金額月額10万円で万が一の死亡や介護、障害状態に備える保険です。

保険期間が60歳までですので、A様に万が一の死亡、高度障害、所定の介護・障害状態になった時に、60歳までの期間、月額10万円を受け取れる保険です。

一般的な定期保険と違い、この保険の最大の特徴は、「必要な時に必要な分だけ保障がある」という点です。

ご契約直後の保険金額は3,000万円以上ですが、月々の保険料はわずか2,300です。こういった保険の仕組みがあることをご存じなかったA様は驚いたご様子で喜んでいただけました。

④入院・手術・がんなどの三大疾病の保障について

入院・手術・がんなどの三大疾病の保障については、

  • 医療保険 :約5,000/

保険期間・保険料払込期間は終身、基本的な入院・手術をはじめとして、がんや心疾患、脳血管疾患にも一時金(100万円)で対応できる掛け捨ての医療保険を選択されました。将来に保険料が更新などによって変わることもありません。

また、三大疾病で所定の状態になった時には、保険料の払込が免除になる特則も付加されましたので、そういった大変な状況になった時には、保険料の支払いは免除され、保障は一生涯続く仕組みを準備されました。

(5)提案のまとめ 

A様は終身保険(積立)と変額個人年金(積立)に加入することによって、無理なく年間約26万円の教育資金・老後資金の準備ができました。保険を上手に活用することで、教育資金も老後資金も同時に準備して不安を軽減する事ができます。 

また、掛け捨ての保険料は月々合計約7,300です。 

この保険料でも3,000万円以上の死亡保険金、入院・手術・がんなどの三大疾病一時金100万円の保障を得ることができました 

ご面談の最後に「あとは頑張って働いて、しっかり貯めるだけですね!将来が安心になりました。」と笑顔を見せてくださったA様でした。 

来年またお会いする事を楽しみにしています。状況を確認しましょう。 

担当者からの一言

最後までお読みいただきありがとうございます。

仕事に、子育てに、目まぐるしい日々の中で、保険やご自身の老後についてゆっくりと時間をかけて検討する事は容易ではないでしょう。しかし、お金を貯めるには時間が必要です。当然ながら同じ金額なら長い期間貯めた方が大きな金額になりますし、運用する時間が長ければ長いほど効果も期待できます。保障を買うと考えても、加入時の年齢によってその後の保険料が変わってきます。 

ご自身で商品、プランを決めるのは容易ではない事でしょう。なかなかご決断できない時にはご相談ください。将来、「あの時やっておいて良かったなぁ」と思っていただけるような、最適なプランを一緒に考えましょう。